社会人2年目ぐらぃに、なんとキャッシュで購入した車です。当時、HONDAのプレリュード(E-BA5)を購入しようとしていて、契約寸前までいったのですが、後輩が購入したSW20に試乗させてもらった瞬間に気持ちが傾き、即行で衝動買いしてしまいました。思えば衝動買いはこの時から始まったようです。^^
この初期型SW20は、元々スポーティ感というか雰囲気を楽しむ車として登場しましたが、エンジンレイアウト含めたその外見から、スポーツカーと誤解され、各種のメディアからめちゃめちゃに酷評されていましたが、元々雰囲気を楽しむ目的に購入した私にはまったく関係のない話で、手放すまでの間、本当に楽しませてくれました。カスタマイズを見て頂ければわかるようにいわゆる「ド・ノーマル」ですごしました。元々この頃の私は、純正以外のオプションを付けるのはあまり好みではなく、どちらかと言えば、カスタマイズしなくて済むように上位グレードを購入する...という考えの持ち主でした。今となっては...^^
ですね。(自爆)
さて、少々インプレ...ですが、まずは見て頂いてわかるように好みの分かれるスタイリングです。上の写真は結構好みの角度で撮影に成功した数少ない一枚ですが...。^^
G-Limitedの装備としては、スーパーライブサウンドシステムがあり、この狭い空間で5アンプ7スピーカ(スーパーウーファ含む)と結構贅沢な装備でした。背中にエンジンを背負っているので、並の音量ではエンジン音しか聞こえず、高速クルーズ中はナビ席との会話も大きい声を出さないと聞こえないぐらぃうるさかったのを覚えています。そんな車内でしたので、必須の装備でした。
その他でよく覚えているのは、このフロントにビルトされているフォグはなんとステアリング連動で照射角度の変化するものでした。今でもAFSの名称で高級装備として存在していますが、当時はそんなものはなく、このステアリング連動フォグでも結構感動しました。仕掛けはなんのことはなく、ステアリング舵角に連動したリフレクターが機械的に左右に動き、それに反射した光が左右に広がる...というものでした。また、当時あまり見なかったワイヤレスドアロックをMOPで選択しましたが、やはりこれは今ではほとんど標準ですよね。^^
おっと...Tバールーフも付けてたんでした。^^ こいつはですね〜。内側に蓋がついていて、外すとガラスだけになり上も横もガラスだらけになりますので、夜走るときには結構使いました。ただ、完全にオープンにするには、手動で取り外した上に、MR2の狭い車内(シートの後ろ)に固定する必要があり、面倒なので数えるぐらいしか外さなかったように記憶しています。外せば中央にバー1本は残りますが、オープンカーと変わらず開放感あふれるドライブが楽しめます。あと、このTバーのせいで、構造上サードバイザーは存在せず、雨の日の喫煙は地獄でした。換気のために少しでも窓を空けようものなら、ワイパーが払った水滴が車内に容赦なく流れ込んできます。こいつには閉口しました。^^
さらに、1点だけ不具合情報です。このSW20は世界初の装備が装着されていました。それは、リヤミッドシップカー初のパワステです。元々当時のパワステは、油圧を使う関係でステアリングの装置とエンジンが近くにある必要があったのですが、エンジンがリヤにマウントされている関係で、いわゆる「エンジン回転数感応型パワステ」というのが技術的に搭載できないようで、電子ポンプ式パワステというものを積んでいました。いま考えても不思議なパワステでした。なんせ、低速で重く、高速で軽い手ごたえだったからです。で、肝心の不具合ですが、結局そのまま手放しましたが、手放すまでの間に2回ほど、左折でステアリングを左に切った上体で完全にロックして動かなくなる...という恐怖の不具合です。当時ディーラにも相談しましたが、現象もでず、様子見とせざるを得ませんでした。当時はネットもなく情報共有もまったくなかった訳ですが、今考えても恐ろしい現象です。普通に交差点を曲がっているときに出たのでそれほど大事に至りませんでしたが、ワインディングロードなどで左コーナー直後に右コーナーのような状況で発生したらと考えると恐ろしいです。。。
結婚して子供の誕生前に、さすがに2シータではまずいと手放すことになりました。実質2年半。総走行距離4.5万kmほどの付き合いです。普通は車を買い換える時には、新しい車が欲しくなる..などだと思いますが、まだまだ乗りたいのにかえざるを得なかったこともあり、手放すときは本当にドナドナ状態でした。それからしばらくは夢にも現れましたが、運転している夢ではなく、なぜかいつもシフトチェンジを楽しんでいる夢でした。(爆)