My V125G

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MR2    CALDINA    WISH    OdyssEy    V125G

スペック

SUZUKI ADDRESS V125G
(スズキ アドレス V125G)
キャンディカブリブルー

型式
エンジン型式
最高出力
最大トルク
所有期間
EBJ-CF4EA (K9)
F468・強制空冷・4サイクル・単気筒/SOHC・2バルブ
7.3kw[9.9ps]/7,500rpm
10N・m[1.0kg・m]/6000rpm
2009年12月〜





カスタマイズ

 

  • リヤボックス (GIVI)...普段はベースのみ装着^^

 

17?18?で原付免許を取得してから、途中保有していなかった時期もありましたが、通勤、通学の足として、50ccスクータを乗り継いできました。初代のJOGから、JOGアプリオ、リモコンJOGのリモコンついてないやつ^^ と、2stの50ccばかりです。車の免許を取得してからは、すっかり興味が車に移ってしまい、バイクの免許を取得することもなく過ごしてきて、心のどこかにいつか乗りたい気持ちを抱えていましたが、40過ぎてから実現する日がやってきました。^^

数年前から自分の行動範囲に125ccのスクータを見る機会が増え、その余裕のある走りとコンパクトなボディを大変羨ましく眺めていました。価格を見てもそれほど大きく違う訳でもなかったりしたのですが、何しろ免許を持っていないので、そこからはじめるのはやはりかなりのハードルの高さでした。

そんな時に、リモコンJOGの調子が悪化。またまた50ccのスクータを買おうかと思ったのですが、ネットで調べている時についでに調べた普通二輪の免許取得に関するページで、小型AT限定免許の取得は最短で4日間。教習料金も色々とキャンペーンなどを使うと5万程度で取得できることが分かりました。本当は限定ではなく普通二輪免許を取るのが希望ではあったのですが、当面乗る予定は125ccスクータしかなかったので限定免許を取得しました。

若い頃に中免以上を取得した方にとっては、通勤通学、日常の足としては125ccを選択される方もいらっしゃると思うのですが、車の免許しか持っていないかたは50ccしか乗れず、なかなか免許を新しく取得してまで乗ろうと考える方はいないのではないかと思います。私がそうであったように。^^

バイク屋でも、バイクメーカのHPでも、最近は原付2種はこんなに簡単に取得できるんだよ〜などの情報が掲載されていますが、全くその通りです。この乗り物。絶対に知らないと損ですよ。^^

私が購入したV125Gは、別名通勤特急。見た目はご覧のとおりで50ccスクータにしか見えません。しかし、乗ってみると分かりますが、全く別の乗り物です。この排気量以上のバイクは皆そうなのだと思いますが、逆に考えると50ccスクータだけがバイクではない別の乗り物なのかもしれません。ボディがほとんど同じ大きさ重さの所に2.5倍の排気量のエンジンが載っている訳ですから別の乗り物になるのは当然と言えば当然ですが、走ってるのを見るだけではこの感じは分かりませんので、実際に乗って少し意外でもありました。

で、結局「バイク」を体感してしまった結果ですが、免許の限定を解除したくなりました。(自爆) 小型AT限定は5万ぐらいで取得しましたが、実は追加で3万出せば限定のない普通二輪が取得可能でした。3万の差は必要のないものにとっては大きいですが、結果的に追加で取得するのであれば小さな差でしたね。^^ ちなみに今から普通二輪限定解除を取得するには5万弱掛かります。またまた最短ですと5日間程で取得できるようですので、お手軽ではありますが。

さて、話がそれてきたので戻しますが、こいつは小さいとはいえ125cc小型二輪です。いわゆる中型以上のバイクと比較すると加速も安定性も劣ると思いますが、それは郊外や高速走行の話で、市街地を走ることにおいては、おそらく最強最速の乗り物だと思います。50ccでは、信号の先頭で待っている時など後からやってきた50ccスクータが隣に並び、信号がかわった途端にフルスロットル〜のシグナルダッシュでどんぐりの背比べ加速競争...そしてスタートダッシュ後しばらくすると車に抜かれ...な感じでしたが、V125Gでフルスロットル発進をすると、車や50ccスクータはあっと言う間に後方に置き去りで、バックミラーを見るとじょじょに小さくなっていきます。もちろん、スポーツカーはもとより、車でもフルスロットルで走られると、そんなに差がつくわけではありませんが、普通〜少し速めに加速する車であれば、流れを先導することは可能です。また、例えばランエボとかにあっと言う間にぶち抜かれても、次の信号で追いついて、こちらはすり抜けて先頭に出られるので、結局はこちらの方が圧倒的に目的地に早く到着します。50ccスクータでも本当に都心であれば、同様の事は可能ですが、信号と信号の間の距離が長ければ50ccではついてはこれません。また、国道クラスの、車でも60km/Hオーバ平均で流れているような幹線道路は、さすがに50ccでは長時間の走行は厳しいですが、V125Gなら普通に車の流れにもついていけるので、ここが一番違うところかもしれませんね。しかも維持費は50ccとほぼ同じ。125cc以下(正確には125cc未満ですね)なら車の任意保険のファミリーバイク特約も使えるため大変お得です。維持費は50cc、走りは「バイク」と言った感じです。^^

このクラスには他にも各メーカから良いスクータが出ています。HONDA Lead、PCX、YAMAHA シグナス。どれも所有すれば満足度は高いものばかりに思います。V125Gはそれらに並び満足度の高い125ccスクータですが、他と比較してあえて良いところを言えば、よくも悪くも50ccスクータサイズであることです。車体は大きいほうが見栄えもよく乗り心地も良く、安定性も高くなりますので、じゃぁ小さいから駄目じゃん。と普通は考えますが、こいつの魅力は全く逆で、小さいが故に、軽いので加速がよい。小さいので取り回しが50cc並み。小さいのですり抜けもしやすい。小さいので安い(最近はそうでもなくなってきたようですが...)。また、ナンバー見ない限りは50ccなので、隣に並んだ元気のよい50ccスクータを、スタートして3秒後ぐらいにがっかりさせることができる...優越感ですかね^^ などなど。で、最初に挙げた以外での「大きくない」ことでのデメリットは、見た目まんま50ccなので、50ccスクータと見間違われ、ムキになって車が煽ってくることです。これは遅い50ccスクータの後ろについてしまったり、走行中にパスした50ccスクータが、信号待ちですりぬけて先頭まで出てきて、その後、また抜き返さないといけないなどでうっとうしい思いをした方なら気持ちが少しわかると思います。自分も理解できます。が、こいつは小さくても125cc。50ccとは走りが別次元です。50ccスクータだと、60km/Hでの走行はまさに限界。音も悲鳴に聞こえる感じですが、V125Gの60km/Hは全く余裕です。上は100km/Hぐらいまで出ますのでまだまだ余裕な速度域です。加速もそうですが、この「余裕」が50ccとの違いを最も感じる部分かもしれません。

ちなみに、V125G入手後は確実に車に乗る機会が減りました。哀しいことに。^^ 50ccスクータの時には、駅までの往復や、近所にちょっとタバコを買いに行く以外では全て車を出動させていました。もちろん、隣町に買い物に出るのに50ccで行くなど考えもしませんでした。しかし、V125Gに乗り慣れてしまうと、とにかく楽で、渋滞もあまり気にならないので(ゆっくりでもすり抜けできるので)、基本、雨など天候が悪い時以外で、一人で外出する際には車を出すことがなくなってしまいました。しかも燃費も非常によいし、よい事ばかりです。遠出も可能です。遠出と言えば、ちょうど1年程前に、片道40kmぐらいの江ノ島周辺まで出掛けましたが、江ノ島周辺道路は結構渋滞しており、車であれば全く進まずイライラするのは間違いないのですが、スイスイすり抜けて全くストレスを感じずに往復できました。郊外に住んでいる方では少し状況が異なるとは思いますが、市街地に住んでいる方は機会があったら是非、原付2種の世界を体験して見てください。ハマります。きっと。^^