WISH Customize

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各種オプション、後付けパーツなどの取り付けや、実際に使用したインプレなどを紹介したいと思います。

    1.DVDボイスナビゲーション
    3.リアバンパーステップガード
    5.スカッフプレート
    7.クリアコンビネーションランプ
    9.CPCペイントシーラント
   11.アンテナカバー
   13.ユーロアルミアンテナ
   15.セキュリティ
   17.ホーン交換
   19.マフラー交換
   21.コインホルダー
   23.アライメント調整
   25.アーシング取り付け
   27.小物入れの下敷き自作
   29.ナビ連動ETC
   31.シャインテール装着
   33.キーシリンダー照明
   35.EL付きスカッフプレート
   37.ナンバーステー&カバー
   39.Abflug Rear Wing
   41.ドアカーテシLED
   43.ターンランプ付きドアミラーカバー
   45.サウンドシャキット

    2.クリアサイドマーカー
    4.ウィンカーバルブステルス化
    6.完全同色ウォッシャーノズル
    8.ルームランプ交換
   10.ポジションバルブ交換
   12.フォグランプバルブ交換
   14.エンジンヘッドカバー塗装
   16.車高調
   18.DVD視聴環境構築
   20.フロントスピーカ交換
   22.純正セキュリティステッカー
   24.スタッドレスタイヤ装着
   26.RECAROシート装着
   28.インパネLED
   30.Abflug FHS
   32.バックランプ交換
   34.ドア内装LED
   36.リヤサイドマーカ
   38.アイライン装着
   40.グローブボックスLED
   42.フットランプ
   44.メッキルームミラーカバー
   46.GTシフター

15.セキュリティ (HORNET 719G + 傾斜センサ)

これも今回初めて装着しました。駐車場がちょっと離れた場所になるので、愛車が心配でした。^^

性質上詳細は伏せますが、調整がなかなか大変です。納車当日は、誤報を繰り返し、早速苦情を頂いてしまいました。取り付けは納車前にディーラでお願いしたのですが、工賃3.5万も取られた割には、アフターケアはちょっと..なので、セキュリティを考えている方は、専門のインストーラに頼んだ方が後々安心だと思います。

[ 2008.08.20 追記 ]

wishと一緒に既に手放してしまっているので、ネタばらしをしたいと思います。^^ 参考にしてください。

はじめに

上の短いコメントの中に全てが詰まっている...ような気がしますが、何をどう取り付けて、どのように駄目だったのか...など感想に近いものになると思います。なお、最初に断っておきますが、私は製品の品質そのものが駄目だったとは思っていませんどんな良いものもインストール次第だと思います。きっとプロのインストーラが同じ製品を使った場合には、まったく別物になっていたと思います。

装着した製品

wish購入前にもカーセキュリティには興味はあったのですが、wishの前車のカルディナが既に査定ゼロぐらいになった時期であったため、特に取り付けよう...とは思いませんでした。しかし、久々の新車購入で、ちょっと不安もあったので、TOYOTAディーラの営業から話があったときも、結構悩むこともなく購入に踏み切りました。この営業。僕もHORNET付けてますが、い〜ですよ〜。そこらの量販店で売ってる簡易型はいたずら防止程度の効果しかありませんしね〜。これぐらいのものを付けておけばまず大丈夫ですよ〜...みたいな説明をしてもらった記憶があります。まぁ今となっては懐かしい思い出ですが。^^

実際にwishに取り付けていたのは以下です。


 HORNET 719G (本体)
 HORNETオプション 
 デジタル傾斜センサー 633M
 HORNETオプション
 スキャニングLED(青)

wishを納車待ちしている間に知り合った仲間たちと、納車待ちの間に某掲示板などでセキュリティについて盛り上がりました。そのときに色々な意見も伺うことができましたが、車盗難の実際...と言うよりは、HORNETの電波って既に暗号解読されちゃってるから危険らしいですよ...とか、あまり現実的ではない部分の心配などもしていました。それはそれで楽しかったり勉強になったりしたのですが、最終的には、自分で納得したものを付ければい〜んじゃない。という結論になったりして。^^ 私は結局、「予算」、「納車前に装着してもらえるので納車後にショップに預けずにすむ」、「ダミーじゃない」ぐらいを満たすこいつに落ち着いた...と言うのが選択の理由です。^^

購入価格

上記製品に取り付け工賃3.5万円を入れて、合計で11万で少しおつりが戻ってくるぐらい...掛かったと思います。少なくとも私にとっては安い買い物ではありませんでした。ちなみに、wish契約後の納車待ちの1ヶ月の間に追加購入したので、当然ながら値引きはほぼ期待できませんでした。皆さんは私のように衝動買いなどせず、ゆっくり車選びを楽しんで下さいね〜。(自爆)

購入の背景

HORNET 719G本体だけで一通りの機能はそろっています。基本は衝撃センサで、後は電流の変化を感知してドアが開いたりすると反応します。また、設定方法は分かりやすいとは言えませんが、リモコンを使ってセンサの感度などの調整もエンドユーザにて可能になっています。これだけでも十分に思いましたが、当時wish2.0Z発売直後で、純正の上位グレードのアルミは盗難にあいやすい...との噂^^ もあったため、傾斜センサをプラスすることにしました。また、購入の半年ほど前だったと記憶していますが、同じ駐車場を借りている方のセドリックが夜間タイヤを全て盗まれて、ブロックの上に積まれていたのを目の当たりにしたことも、セキュリティを入れよう...傾斜センサも必要だ...となった大きな理由のひとつでした。セキュリティって魔よけの御札だったり、ある種の保険だったり、人によって捉え方は異なると思います。どのようなものを取り付けても結局は破られるからつけるだけ無駄。と言い切るかたにもお会いしたことがあります。このあたりは前述したような経験や、状況によってやはり異なってくるものですよね。^^

取り付け

取り付けは納車前にディーラで実施してもらいました。納車時にも営業よりデモンストレーションというか、実際にどの程度の衝撃で反応するか...など見せてもらいました。ちなみにデモでは、セキュリティをONにした状態で、サイドミラー前の三角窓をチョップ!チョップ!^^ てな感じで、それなりの振動を与えた際に警告音。ちょっと強めにチョップ!した際には見事に「ヒュンヒュンヒュン...」と発報してくれていました。また、傾斜センサについても、ジャッキアップした際にしっかりと発報していました。

ちなみに装着してもらったのは以下の場所です。この製品を取り付ける場所として妥当なのかどうかは今もわかりません。ただ、通常はここに装着する...と説明を受けました。

エンジンヘッドカバーの右上に装着されているサイレンのような形状のものがHORNET本体です。スキャナLEDはフロント窓ガラスの右端。傾斜センサは車内のどこかに設置...と説明を受けましたが、wishを手放すまでの間にその姿を確認したことはありませんが、傾斜センサについては、車を前後左右どちらに傾斜させても検知するように、車体の向きに対して斜めに設置をしていると説明を受けました。なるほど。センサ自体が1方向のみの傾斜検知機能しかないらしいので、斜めにすれば、前後左右の向きであればかろうじて反応しますね。でも、それって、結構傾斜しないと反応しないことになるのでは...。

発生した問題

てな感じで車を引き取り、お参りなど済ませ自宅に戻りました。自宅から少しだけ離れた駐車場に納車したばかりのwishを停め、セキュリティをONにして安心して部屋に入りました。

次の日です。駐車場を借りている不動産屋から電話が入りました。お宅の車にセキュリティはついていますか?...おかしな質問です。よくよく話を聞いてみると、駐車場前の一軒家に住まわれている方から苦情を頂いている...とのことで、一晩中「ヒュンヒュンヒュン...」と五月蝿い音が鳴り響いていたとのこと。自宅から駐車場まで少し離れているので心配になり装着したセキュリティでしたが、実際に発報しても就寝中など自宅にいても気づかないこともこの時に判明しました。

クレームを頂いてしまっては放置しておけません。確かに就寝中にあの大音量では駐車場前のご家族には大変なご迷惑をおかけしてしまったと申し訳なく思いながらも、設定を詰めていけば何とかなるだろう...ぐらいに軽く考えていました。

前述したように、エンドユーザによりセンサ感度は調整が可能です。リモコンの2つのボタンの組み合わせとボタンの長押しなどで設定モードにしながら、本体サイレンからの「音」によるフィードバックにより設定が変更されたことを確認します。(蛇足ですが、この「音」によるフィードバックは結構な大きさで鳴るため、ちょっと近所迷惑&恥ずかしいです。^^ もう少し別の方法は無かったんですかね〜)とりあえず感度を少しだけ鈍くして様子見です。部屋に入ってしまうと状況が分からないので、車の近くで待機して監視です。ほどなく、駐車場のすぐ横(実際には若干高台にあるので、道路は5m程度下)を爆音車が通過しました。すると2段階センサが働き、まずは警告音(ピッピッピッピッピッピッ)が鳴り、爆音が最も近づいたころ...警報がけたたましく鳴り響きました。そうです...。音の振動を拾って誤報していたのです。原因は分かりましたが、とにかく感度を調整して誤報をなくさないといけません。それから少しづつ感度を下げ試しましたが、一向に誤報は止まりません。ついには最低の感度まで試しましたが、誤報してしまいました。

そこで早速取り付けたディーラに持ち込み状況を説明。ディーラの駐車場でも試しましたが、5分も待たないうちに警報がなる始末です。ちょうど取り付けたメカニックの方がいらっしゃったので、見ていただきました。やはり設定はもっとも感度の低い状態になっており、それでも鳴ってしまうのは、それまでHORNETは感度が悪いと言われていて、最新のモデルはかなり高感度なモデルになっている...とのことでした。そんなことが分かっているなら、納車前に設定したときにかなり気をつけてテストしないといけないと思うのですが、実際、ディーラの前もかなりの交通量で、駐車場のすぐ横を大型トラックが頻繁に通過しており、数分間テストするだけでどうなるかは分かったはずです。多少は詳しいとは言え、結局はその程度の知識と認識しかないのか...と諦め気分になりながらも、こっちは諦める訳にもいかず、何とかして欲しいと要求。結局、本体と車体との取り付け部分にスポンジをはさむことで車体の振動を直接拾わないよう超簡単な対策(結果的には無意味だった)ではありますが、処置してもらいました。が、結局、自宅に戻りテストしたところ、結局、誤報は収まりませんでした。以降何回かディーラに通っては相談...の繰り返しです。

簡単に書きましたが、上記テストやディーラでの打ち合わせなど、かなりの時間と労力を要しました。ついにはセキュリティを装着したことを思い切り後悔し、もったいないですが、使うのを諦めようと何回も考えました。でも、10万以上掛けたものを簡単には諦めることはできませんよね。^^

その後も調査とテストを繰り返し、結局落ち着いたのは、2段階の振動センサの設定を、通常は、弱い振動で警告音。強い振動で警報音。となるところを、強い振動でも警告音しか鳴らないようにすることでした。これで少なくとも、爆音車の振動を拾っても警報音が鳴り響くことはありません。まぁ、振動を受ければ警告音は鳴るし、ドアを開けたりすれば警報もなると言うことで、これならなんとか使い続けることができるであろうと自分で無理やり納得しての落しどころでした。

それからwishを手放すまでの間、誤報で警報が鳴り響くことはありませんでしたが、爆音車が近くを通るたびに、警告音だけは鳴っていたので、近状の方も迷惑していたのではと思います。ご近所の皆様方、本当にお騒がせして申し訳ありませんでした。

wishとHORNET 917G

最後に、私がwishで選択した今回の構成を上記のような形で装着した場合の、カーセキュリティの機能としてどうであったか...を少し説明しておきます。

本体が装着された場所は写真の位置ですが、本体=基本となるセンサが搭載されている。ですので、HORNET 719G本体だけの構成では、車体への振動を検知するのはこの場所だけとなります。つまり、車の後方の振動を拾うのは苦手であると言うことになります。製品の種類にかかわらず、インストーラの腕のひとつと思いますが、この手のセンサの設置場所というのはとても重要であると思います。ちなみに、いくら腕があっても限界がありますので、通常はセンサを後方にも追加して車全体の振動を均等に拾えるようにするようです。その分、センサ追加、インストール費用など高額にはなってしまいますが...。ですので、セキュリティをONにした状態で、車のあちこちに手で振動を与えて反応を試しましたが、納車の時にTOYOTA営業が試したように、ドアミラー前の三角窓あたり(つまりは取り付け場所の近く)に振動を与える分には、しっかり反応してくれましたが、車のリヤガラスや3列目のサイドウインドあたりでは、結構な衝撃を与えても反応はしなかったと記憶しています。wishに限らず、ミニバンは長さがありますので、やはり後方用のセンサは必要だと思います。

また、傾斜センサですが、これも車の状態によって設定を細かく見直す必要があるのですが、私は最初の取り付け時の設定のままで車高調交換後も過ごしてしまいました。幸い被害いはあいませんでしたが、おそらく車高調に交換後は、タイヤを抜きとる程度のジャッキアップでは反応しなかったのではを思っています。ちなみにディーラでフロント側からフロアジャッキで持ち上げる実験をしてもらいましたが、フロントタイヤが微妙に浮いても反応はしませんでした。それでもジャッキアップを続けるとようやく警報..でした。あまり役に立っていませんね。^^

ただ、ひとつだけ言えるのは、フロントウインドのこれ見よがしのスキャナもそうですが、振動に過敏なおかげで警告音だけは頻繁に鳴り響いていたので、セキュリティがダミーでないことだけは、泥棒さんにも分かってもらえたのではないか...と言うことです。(爆)

最後に

以上が、wishで失敗したセキュリティ装着の全てです。と言う訳で、当コンテンツに詳しく書かなかったのは、セキュリティレベルを下げざるを得なかったこと、実際に下げていること...を晒したくなかった...だけです。^^ ただ、誤解して欲しくないのは、冒頭にも赤字で書かせて頂いたように、HORNETという製品が悪いのではなく、あくまでもインストールする人間の違いがこのような不幸な結果を招いてしまったということです。画像では分かりにくいかもしれませんが、719G本体から出ているケーブルなどの処理もかなりいい加減でした。現在ODYSSEYにはPantheraを付けていますが、私は、リモコンとスキャナ、インジケータと、とあるセンサ以外のPanthera部品を見たことがありません。スピーカもいったいどこに付いているのやら...と言った具合です。設置場所や処理、設定などについてはインストーラの「腕」に掛かってきますので、どれだけ良い製品にめぐり合う...と言うよりは、どれだけ良いインストーラと出会えるか...の方が何倍も大切だと思います。

車もODYSSEYにかえ、TOYOTA営業との付き合いもすっかり終わってしまいましたが、この営業と付き合ってよかったと思うことはまったくなし。思えばそれで車かえたのかも...ですね。^^ ねっ。NOBUさん。(謎爆)

という訳で、私は知識も技術もありませんので、自分で色々とやる力はありません。中には私と同じような状況下でも、自分で工夫して問題を解決していらっしゃる方もいるかもしれません。ただ、私のようなレベルの低い素人としては、今後、セキュリティを装着する際には、信頼できるプロのインストーラに任せることにしよう...とだけ、心に強く誓ったのでした。^^

で、現行ODYSSEYではあのような選択をした次第です。今は大変満足しております。(自爆)