OdyssEy Customize

community of fantastic vehicle. ib-R  
since 2003.12.24  



 

 

各種オプション、後付けパーツなどの取り付けや、実際に使用したインプレなどを紹介したいと思います。

    1.HDDナビシステム
    3.無限サスキット
    5.無限バイザー
    7.コーティング
    9.レーダ探知機
   11.ポジションランプLED化
   13.ナンバーランプLED化
   15.走行中TV視聴キット
   17.センターコンソールLED
   19.フットランプ装着
   21.無限グリル
   23.ルームランプLED化

    2.ルーフスポイラー
    4.無限マフラー
    6.RECAROシート装着
    8.ホーン交換
   10.セキュリティ装着
   12.カーテシランプLED化
   14.カーゴランプLED化
   16.後席DVD視聴環境構築
   18.サウンドシャキット装着
   20.ナンバーステー&カバー
   22.スタッドレスタイヤ装着
   24.バッテリー交換

10.セキュリティ装着 (Panthera Z302/V+α)

前車wishから装着している後付のセキュリティです。wishの時には購入したディーラで納車前にホーネットを取り付けてもらっていました。ホーネットは今時の高性能セキュリティと比較すると比較的安価なモデルと思われるかもしれませんが、ちょっとオプション追加すると結構高価になってしまう落とし穴があります。^^ もう手放してしまったので詳細を書きますと、選択したモデル自体が結構上位の機種で、更に傾斜センサーやらスキャナーやら...とオプションを追加していったら、工賃込みで11万ぐらい掛かったと記憶しています。

前回は、この手のセキュリティ自体初めてだったため、注文したときには過度の期待に胸を膨らせていました。そして...納車の翌日...取り付けたことを思い切り後悔しました...。誤報です。元々デリケートな性質の製品ですので、取り付けだけでなく、感度の調整などノウハウがとても必要になるものを安易にディーラで純正オプションを取り付ける感覚で頼んでしまうのは危険であることを身をもって知りました。結局、振動センサーが、トラックや爆音車のマフラー音に反応し、一定レベル以上の空気の振動を検知してしまった結果、夜中に何回もサイレンを鳴らしてしまい、駐車場の目の前の家の方から不動産屋に苦情を頂いてしまいました。m(__)m もちろん取り付けてもらったディーラにも何回か足を運び対策をしてもらったのですが、対策内容は、センサー一体式のサイレンと取り付けた車体の間にクッション材を挟むなど、効果があまり期待できないものばかりで、調整を繰り返しても誤報がとまらないので、もったいないですがセキュリティ使うのをやめようかとも真剣に考えました。が、それでも諦めずに色々と調べると、振動センサーは2段階で、小さな振動で警告音(ピッピッピッ)。大きな振動で警報音(ヒュンヒュンヒュン...)となっており、それぞれのレベルや音の有無を選択できることがわかったため、ちょっと危険ではありましたが、結構な振動を拾った場合でも警告音が鳴るだけで、振動関係では警報は一切ならないように設定することで、ようやく安心して眠れるようになりました。本末転倒ですが...。(自爆)

という苦い経験もあったため、当時から高性能なセキュリティへの憧れと、次に装着するなら絶対に専門のショップに頼もうと心に決めていました。で、当時から欲しかったセキュリティの一つ...というより決めうちで欲しかったのが、CLIFFORDです。こいつは世界最強のセキュリティと評判で、高級外車やスーパーカーに装着するためのセキュリィ...ぐらぃ日本車にはもったいないもの...と思っていました。ところが、色々と調べていくと思ったよりは手が届きそうな価格でも付けれることがわかったので、そのあたりをターゲットに考えていました。^^^

さぁ..ODYSSEYも納車され、本格的にセキュリティ探しを始めることにしました。というよりはショップ探しですね。^^ 色々調べていくと、CLIFFORDのJモデル(いわゆる正規代理店が販売する国内向けモデル)はそれなりの価格ですが、US平行輸入モデルというものが存在し、専門ショップで取り付けてもらっても最高機種でも20万円を切るぐらいで取り付けができることがわかり、喜んでいた...のもつかの間...「V」..「A」...「S」......「VAS」........ん?...........「VAS基準」???? 何それ?というものにぶち当たりました。どうやら、2006年の夏に施工された国交省の基準に対応するべく、国内のセキュリティ機器メーカ団体が作った自主基準らしいのですが、2006年7月以降に「新車」登録された車には、車検時にこれに対応していないと厄介なことになるかもしれない...という脅しがもれなくついてくるようです。走行系の保安部品という訳ではありませんので、車検時にそれほど厳密にチェックされるとは思えませんし(現に、陸運局で整備不良と言われた車も普通に車検通ってますし...^^).そもそも専門のインストーラがインストールしたセキュリティを検査官が発見できるとは思えません。そういう意味ではあまり気にする必要はないようにも思いましたが、法令自体もあいまいであり、施工開始日から考えても、実際にはどうなのかが判明するのは2年以上先の話です。万が一車検に通らない...となっても簡単に外すことさえ困難です。と言う訳で、現時点では一番安全な選択をすることにしました。値は張りますが、心配のタネを残したままというのも気分が悪いので...^^

尚、VASについて色々調べているとセキュリィ機器メーカ各社のサイトやセキュリティショップのサイトに行き着き、色々な見解が書かれていますが、ちょっと許せないのは、私も前車で利用した機器を扱う某メーカのサイトには、どうやら、「嘘」がどうどうと書かれているらしいということです。そのメーカのサイトには、「2006年7月以降に新車登録された車にセキュリティ装置を付ける時には、VAS基準対応品でないと車検に通りません」と明記されているのですが、私なりに調べた限りでは、実際の車検時には法令に遵守...が基本です。メーカ団体が作った「自主基準」は、法令ではありませんし、車検時のチェックが簡素にできると期待できる...程度であると思います。つまり、VAS基準対応品でなくても車検は通るという方が正しいようです。心配な方は、まずは専門のショップで相談してみて下さい。^^ 海外製品で引っ掛かりそうなのは電波法...らしぃです。

と、言う訳で、取り付けたセキュリティですが、やはりものがものですので詳細は伏せることにしましょう。^^ どんな脅威に対して手を打っている...を全てネットで明かすのは、ODYSSEYを手放した後ですかね。^^


とは言っても、既に画像掲示板にもその姿を晒してしる部分があるので語れる範囲で。^^


装着したのは、国産であり世界最強セキュリティと言われているPanthera(パンテーラ)です。CLIFFORDが欲しかったのですが、ショップに通っているうちにパンテーラのすごさを知ってしまったので...^^ 実際、CLIFFORDを装着しようと考えていたので、それなりの予算は覚悟していたのですが、結果的には更に高い買い物になってしまいました。

パンテーラには、Z、SX、Sと3つのシリーズがありますが、一番強力なZシリーズを選択しました。高かったけど...(TT) で、Zシリーズにもグレードがあり、(Z902/Z702)、(Z502/Z302)、(Z102)の大きく3つに分かれます。9と7、5と3の違いはエンジンスタータの有無だけで、3つの違い自体はセンサーその他の標準搭載されている機能の差です。9と7は最上位モデルのため、ほとんど全てが付いているかわりに超高価。102は比較的安価であるが、機能的には物足りず...と言ったところで、自分が要求するものには9,7ではオーバスペック。1では物足りず...であったため、真ん中のモデルを選択しました。

エンジンスタータはいらなかったので、エンスタなしのZ302Vをベースに必要なセンサーなどのオプションを追加しました。後から考えたら上位機種にした方が結果的に安価だったかも...です。(自爆) で、パンテーラのスキャナは私の好みではなく、また、CLIFFORD所有欲もどうしても満たしたかったため、スキャナ類はCLIFFORDのものを流用しています。見た目はCLIFFORD。中身はパンテーラ。と言うのが今回私のたどり着いた答えです。^^ にしてもパンテーラい〜っすよ〜。^^ 世界初のアルゴリズム搭載で、複数のセンサーを組み合わせたプログラムが可能なので、誤報は皆無です。例えば、「振動」一つとっても、ショックセンサーと音感センサー2つの組み合わせが可能なため爆音などによる誤報もほぼ防ぐことが可能ですが、更に、レーダーセンサーをも組み合わせた3つのセンサーを組み合わせることが可能なため(詳細後述)、誤報は皆無と言っても言いすぎではありません。うちの駐車場事情は前述したように、セキュリティ装置からすれば非常に難しい場所になるのですが、あれほど苦しんだ誤報は現在皆無です。ただ、台風並みの強風や豪雨、地震や雷鳴などの自然の猛威の前には、多少の誤報(とは言っても警告だけだとは思います)はあるでしょうが、少なくとも、強風や豪雨などやばそうな時には、4つあるセキュリティモードを指先で簡単に変更し、レーダーセンサーのみカット、や、警告だけOFFにすることもできますので、非常に使いやすく安心です。^^ 更にアンサーバックリモコンの到達距離はカタログ上2kmも飛びます。まぁ見晴らしの良い所での話しだと思いますが。^^ やはりホーネットとは一味も二味も違います。倍以上の投資をしているので、それでなくては困りますが...^^ あっ..これ画像掲示板にも同じこと書いたな。(自爆)

ちなみに取り付けは以下のショップにお願いしました。非常に丁寧に納得いくまで付き合ってもらえるので^^ 初心者の方も安心だと思いますよ。^^

カーセキュリティプロショップ サムプロジェクト横浜

[ 2007.12.16 追記 ]

装着から1年近く経過したので、使用感含め色々とインプレしたいと思います。^^

装着時にも色々と書きましたが、失報(反応すべき時に反応しないこと)、誤報(反応しなくても良いものに反応してしまうこと)については、通常時では基本的にありません。前車のホーネットとは明らかに異なります。至近距離を爆音者や大型トラックが爆音を響かせながら通過してもまったく反応しません。レーダセンサについても隣の方が車に乗り降りするたびに反応するのは設定通りなのでこちらも問題はなし。^^ でも、隣の方からすれば迷惑かもしれませんね。^^

さて、基本的には上記のように大満足なのですが、やはり自然の力で誤報してしまう場合がありました。もっとも反応するのはあくまでも「警告」動作までですので、近所迷惑になったりするようなものではありません。ちなみにどのようなものに誤反応してしまったのかは目では確認できないのですが、台風接近時など強風荒れ狂う...と言った天候です。想像ではとんでもない豪雨なら誤報するかも...とは考えていたのですが、実際には豪雨での誤報はほとんどなく、風ですね。反応するのはレーダセンサです。自宅にいても「接近1」警告が頻発するようになると、あー台風がかなり近づいてきたな...などが分かります。で、さすがに結構な頻度の警告動作が行われるので、そういう時には自宅からあわてずに^^ 警告時の警告音なし...や、レーダセンサのみカット...にモードチェンジします。これで安心です。セキュリティレベルをそれほど下げずに対応ができるので大変重宝しています。前車の場合には台風接近時はセキュリティ自体を解除する以外にはありませんでしたので...。

あとは、アンサーバックリモコンの使い勝手ですが、ファミレス、近所のスーパー、ファーストフード、コンビニなど、数十メートル程度車から離れる場所でのアンサーバックは完璧です。こいつは非常に心強いです。ほんの1分程度だから...とセキュリティをいれずに車から降りて、ちょっと用事が長引きそうなか...という場合でも店内から操作可能なので、これもまた安心です。ただ、さすがに郊外の大規模スーパーなど、地下駐車場や立体駐車場にとめた場合、そもそも鉄筋に囲まれていますので、基本的には店内までアンサーバックは届きません。本当はこの手の場所でも届いてくれると心強いのですが、さすがにこればかりはしょうがないですね。また、ディスニーランドでも実験しましたが、さすがにあれだけ広大な面積だと、駐車場の位置にもよりますが、ゲートをくぐったあたりが限界で、園内全てはとてもカバーできませんでした。こいつは予想通りです。^^

[ 2008.02.10 追記 ]

今年は珍しく関東にもそれなりに積雪がありました。車の上にも結構積もったのですが、積雪による誤報は特にないようです。さすがに降っている雪にはレーダーセンサも反応しないようですが、車に積もった雪が解け出して塊が落下でもすれば反応するでしょうが...^^ そう考えると、強風時に反応すしてしまうのは、一体何に反応しているのでしょうね〜。

あと、前回追記後の補足です。日記には記しましたが...。

年末年始の帰省からの帰り道、深夜の東名高速富士川SAでの出来事です。私の完全な不注意ですが、深夜の駐車場に誤警報を鳴り響かせてしまいました。これは盲点でした。元々私はわざわざ純正キー連動にせず、キーロックとセキュリティロックは別操作で行っているのですが、深夜トイレ休憩に立ち寄って、子供達も熟睡していたので、車内に残してトイレに行ったのですが、いつものクセでドアロック後にセキュリティもONにしていました。トイレで手を洗っているとリモコンに何やら騒がしいアンサーバックが...。最初は誰かが車の横を通ったりしてレーダセンサに反応があったのだろう...程度に考えていましたが、アンサーバックが鳴り止みません。見ると...侵入...の文字が...。あっ...それを見て気づきました。車内には侵入検知の赤外線センサやらレーダーセンサやらが張り巡らされているので、子供が寝返りをうった際に反応してしまったのでしょう。さっそくリモコンからセキュリティ解除です。こういう時はリモコンの到達距離が長いと有難いです。にしても、私のはドアロックとセキュリティが独立しているから良いのですが、連動にしている人はこういう時はどうするのでしょうね。設定でセンサカットすればよいとは思いますが、いちいち調整するのは大変です。熟睡している子供を起こして一緒に連れて行くしかないのでしょうか..^^ そっか。よくよく考えてみたら、連動にしている方は、セキュリティのリモコンのON/OFFに連動してドアロックの施錠/開錠が行われますので、そのような時には、セキュリティのリモコンを利用せずに、純正キーにて施錠/開錠すれば良いだけですね。^^

[ 2008.09.06 追記 ]

上記本文中にパンテーラの機能について概要を記述していますが、もう少し詳しい情報を追記したいと思います。まさに、この機能が私がパンテーラを選択した理由と言ってもいいでしょう。^^

セキュリティの品質は製品の性能もそうですが、インストーラの知識と腕に掛かっていることは前述しましたが、そうは言ってもやはり駐車場事情によっては限界もあり、どうしても日本国内固有の問題など、日本国内の事例などを分析して日本国内で設計開発された製品の持つ、独特の「痒いところに手が届く」的な性能は無視できないものがあります。

これは、パンテーラがどの製品よりも優れている...と言っている訳ではありません。製品選択、インストーラの技術や細かなチューニングなど、最終的に組み上げられたセキュリティ製品の仕上がりは、それこそ無数存在すると言っても過言ではないと思います。ある程度、運もあるかもしれませんし、いきなり最初の設定が駐車場事情にマッチして、最高の性能を発揮してくれたり、あるいは、それなりの期間を掛けてチューニングすることで、思うような性能に達することもあるでしょう。また最も大切なのは、駐車場事情と言うのは本当に色々な要因によって微妙に異なるため、全ての状況に完璧と言えるセッティングは難しいということです。そのため、最初のセッティングに問題が発見された場合に、時間が掛かるかもしれないチューニング作業に親身になって相談にのってもらえるインストーラと出会えるか...と言うのが、セキュリティ装着における最も大切なことなのだと思います。

おっと、前置きが長すぎました。^^ では本題に。

結局はインストーラかい!的なことを書いた後ではありますが^^ 追記の冒頭に書いたように、日本国内事情を研究して作られたパンテーラの機能のうち、最も気に入っている「アルゴリズムプログラミン機能」について少しだけ解説したいと思います。

カーセキュリティのセンサは、最終的には車内への侵入をいかに検知するか、または車ごと不正な手段で移動(窃盗)するのをいかに検知するか。のために、イモビライザやドア不正開錠、ボンネット不正オープンなどを防ぐための様々な工夫が施されていますが、盗賊がそういった局面に達するには、それなりに車体に振動が加えられることになるため、結果として各種のカーセキュリティ製品にはショックセンサなるものが標準装備され、その感度設定が爆音(空気の「振動」)を検知した「誤報」をいかに排除するか...がチューニングの大きなポイントとなっていました。おそらくカーセキュリティを装着後の問題として一番大きいのは、このショックセンサの「誤報」問題なのだと思います。私にはインストール知識や技術はありませんので、そのための色々な「工夫」については語ることができません。設置位置や、設置センサ数、設置に関連する部材の素材、または製品自体のセンサの感度設定など詳細を知れば驚くような「技」も使い分けていると「勝手に^^」思い込んではいます。^^

パンテーラの「アルゴリズムプログラミン機能」とは、このチューニングのうち、「製品自体のセンサの感度設定など」に分類されます。面白いのは、その感度設定の考え方に、今までのカーセキュリティ製品が持っていなかった、複数センサそれぞれが単独の役割のみを担当するのではなく、警告/発報を判断するに至るための情報源として、センサ単独ではなく、複数のセンサからの情報を総合的に判断する機能をパンテーラに持たせたことです。

例えば、窃盗目的で車体に近づく賊がいたとしましょう。賊は、極力振動や音を立てないように細心の注意を払って車体に近づき、車体に触れてドアや窓ガラスを破るための作業を始めたとします。そういった作業には振動やある種の音が付き物ですので、通常、ショックセンサや音波センサなどがそれらの音を拾って警告/警報を発します。当然、人気のない山奥などでは多少の音も気にならないでしょうから、ハンマーなどでガラスを叩き割り、無理やり車内に侵入することもあるでしょうが、ここでは住宅街などの駐車場で音などに気をつけなければならないような状況を想定します。賊は極力異音をたてないよ作業すると思われますので、それに対抗するためにはセンサの感度を高めに設定し備えることになりますが、ここであまりにも感度を高めてしまうと、微弱な振動でも反応することになりますので、前述した爆音などを拾い誤報につながってしまうのが最大の課題でした。逆に、爆音などに反応しない程度までセンサ感度を下げると、今度は賊が発する本来は反応すべき異音を見逃し、失報(反応すべき事象に反応できないこと)となってしまうのです。本当に悩ましい問題でした。

そこでパンテーラの「アルゴリズムプログラミング機能」の登場です。ようは、賊に狙われていると判断される時のみ、センサ感度が自動的に高まればよい訳です。誰も車の付近に人がいないのに賊に狙われているとは思いません。賊は窃盗のために必ず車体に近づきます。ドアやガラスに細工を施す際には必ず車体の横にいます。なので、例えば、人が車の近くに接近している時だけ、ショックセンサの感度を一時的に高める...と言うのが、アルゴリズムの利用法です。つまり、フィールドセンサが車体近くの物体を検知し、接近警告を発するような状況時のみショックセンサ感度を上げ、ごく小さい衝撃も見逃すことなく発報してくれる訳です。逆の言い方をすると、基本的には高感度に設定したいが、誤報を極限まで下げたい。と言うのが目的です。(極限まで下げたいというのがポイントです。さすがに皆無にすることはできませんよね^^) 詳細はパンテーラのホームページにもアルゴリズムが図解されていますので興味のある方は覗いてみてください。にしても、いかにも国産っぽい機能でしょ。^^ やはり日本国内の事情に合わせて設計開発されただけあると思います。^^

[ 2008.09.12 追記 ]

なお、上記は私個人の所感です。このあたりの考え方は人によって異なると思いますし、何が正しいのかは結局のところ分かりません。他にも以下のような意見がありますので参考までに...。ようは、どのような危険に対して防御をしたいのか...によって色々と変わってくるということですかね。

  • 警告音/警報音は鳴らさないほうがよい?

    一般的なカーセキリティ製品はほとんどが音によって賊を威嚇します。もちろん私の装着したパンテーラも基本はそうです。音が鳴るということは、付近で大変目立つことになりますので、人目を避けたい賊にはよい対抗手段だと思います。ただ、ランクルなど車そのものを確実に盗む窃盗団の中には、セキュリティをわざと鳴らし、近状迷惑のような状況を多発させておいて、所有者がセキュリティをカットするのを待つ...という手口も存在するようです。確かに深夜に警報連発で何もなければ近所の目が気になって、普通の神経であればセキュリティをカットしてしまいそうです。これについては、パンテーラのような、手元にリモコンに状況表示がされるタイプであれば、警告/警報音をカットしても、万一の場合にはリモコンで信号が受け取れますので、モードチェンジするのもひとつの手段です。ただ、この場合、自分は気づいても近所の住人はまったく気がつきません。万が一、手元のリモコンが異常を検知して鳴っても、決して一人で車に近づいてはいけません。追い詰められた賊が何をするか分かりません。現に1年程前に千葉の方で、同じような状況で自分の車を守ろうと賊に向かっていった方が亡くなっています。やはり、基本は物陰から様子を伺い、場合によっては警察に電話をする...という基本的なことは絶対に守る必要があります。特に、外国の窃盗団で、母国の法律が大変厳しく場合によっては死刑にもなる場合もあるため、日本で逮捕され強制送還されるなら、何をしてでも逃げる...という考え方の賊も多いそうです。理不尽ではありますが、車よりは命が大切です。くれぐれもお気をつけ下さい。

  • ダミーは意味がない?

    世の大半の車にはメーカ純正セキュリティ以外のカーセキュリティ製品が装着されていません。賊が獲物を探す際、リスクの高いセキュリティが装着された車よりは、未装着の車の方を選ぶであろう...との考え方がありますので、ダミーのスキャナLEDなどでもそれなりの効果は期待できます。確かに賊にとって、本物かダミーかを見分けるには、タイヤを蹴っ飛ばすなどすれば一目瞭然である...との話も聞いたことがあります。ただ、賊にも種類があり、組織的な本格的窃盗団から、悪ガキによる車内荒らしまでと質の違いがあります。全てのタイプの賊に対しては効果がなくても、一部の賊に対しては効果があると思います。新しい車種であれば、標準セキュリティも充実してきていますので、ぱっと見でセキュリティついてそうな車に見えるのであれば私は良いと思います。ただ、前述した通りで、賊によっては、ダミーか否かはすぐにばれるそうです。自分は大丈夫...ついつい思ってしまいますし、何よりもそれなりな投資が必要ですので躊躇してしまいますが、盗まれてからでは手遅れです。...とは言っても簡単には装着できませんよね〜^^

    また、ちょっと違う視点ですが、私のようにこうやってセキュリティ装着していることをネットなどで公開するのには問題があるのでは...という意見があります。私の場合、前車wishのカスタマイズ紹介では非常にあっさりした記述に留めていたのと同様に、他のサイトを拝見してもセキュリティはつけてるけど詳細は秘密の方が大半です。これは、リスクを少なくするために装着したセキュリティですので、情報は可能な限り非公開にしておくべきである...という判断から行っていました。皆さんの場合も...たぶん同様の理由でそうされているのだと思います。

    ただ、正直なところ、たとえば世界最高で今まで一回も回避されたことのないセキュリティ製品があったとして、今後もまずやぶられる見込みがない(実際にはあり得ませんが)ような製品を装着した場合であれば、別に公開してもいいのではないかと思うことがあります。想定される全てに対策が施されてあり、世の中のセキュリティを装着している車の中で、これ以上の対策はあり得ない...ような場合です。組織的な窃盗団など高度な知識を持ち合わせた賊であれば、われわれ一般人が入手できる情報以上の情報は既に得ているでしょうから、よほど凝ったことをしない限りは、例えばスキャナや、警告音の種類などから、どんな種類のセキュリティが装着されているのかもある程度分かってしまうように思います。(私の場合は別ですが^^)そう考えると、逆に、セキュリティつけてるよ...と公開してるけど、詳細は秘密。...簡易的なものしかつけていないので秘密にしているのだと思われるのでは...などと余計なことも考えてしまいます。結果的にセキュリティをつけていて盗難未遂にあった場合、車にもそれなりのダメージが残される可能性がありますので、そういう意味では、私はここまでのセキュリティ装着してるんだから、触るんじゃねーよ。ぐらいに公開した方がよいのかもしれません。よほど、その車自体が同一車種の中でも飛びぬけて魅力的で、その車じゃなければ盗みたくない...ぐらい希少価値のある車であれば、それでも危険なのかもしれませんが、一般的な国産車であれば、前述したように、盗むのが楽な他の車を選択するに違いないと...私は信じています。^^

  • 何に重点をおいて装着するのか
  • セキュリティが全ての脅威に対して万能なものであれば良いのですが、難しいですし、あったとしても非常に高価になってしまうと思います。大別すると以下のような感じでしょうかね。

    • 車体を持っていかれる

      最もいたいパターンです。自分の車があるはずのところにない。ランクル、ハリヤー、セルシオ...などの高級車を狙った窃盗団の存在はかなり前から有名でしたが、近年になり、高級車以外の車も多数狙われるようになってきました。対策としては基本的にイモビラーザーになると思います。最新車種であれば、かなり高度なイモビが標準装備されつつありますので、それなりに安心なようですが、一昔前のイモビは既に回避できる手段が存在しているようで、メーカ側も特にその脆弱性を直してくれはしませんので、若干の心配は残ります。

      また、インストーラによっては、イモビ以外にも独自の工夫などをして、キーがあっても特定の「操作」をしないと絶対にエンジンが掛からないようにしてくれる所もあるようです。これは、普通に探しただけでは分からないような場所に特定の「操作」を行うための極小さいスイッチを付けたりするようです。もちろん普通に自分で乗る場合でも、この「操作」を行う必要があるので、ちょっと面倒ではあるようです。とにかく持って行かれたくない場合に有効だそうです。

      さらに、パンテーラなどの機能として、乗り逃げ防止機能なども存在しています。無理やり解除してしばらく運転できても途中で警報が鳴り止まなくなり、エンジンを一旦停止させてしまうと、イモビが働いてその場で二度とエンジンが掛からなくなる機能らしいです。これは考えようによっては良くできています。凝った仕掛けを回避された場合、それなりに車にもダメージを追ってしまうと思われますが、それほど凝らずに一旦は解除成功と思わせて、一般道を乗り逃げしている途中での警報です。窃盗自体は人目のつかない場所で行うでしょうが、さすがに天下の公道で警報鳴らしまくりでは走り続けることはできないと思いますし、エンジンを停めでもしたら公道上で完全停止してしまう訳ですから、賊は乗り捨てざるを得なくなると思います。もちろん、その場合には一般公道を車でふさいでしまうことになり迷惑は掛かると思いますが、賊のやったことですし、この場合には手元に無傷で車が戻ってくる可能性が高いと思います。(さすがに公道に車が乗り捨てられていればすぐに通報され、持ち主に連絡入るでしょうし^^)

      あと、これはランニングコストも掛かる方法ですが、携帯電話/GPSユニットオプションなどを装着すれば、盗まれても追跡が可能です。パンテーラのオプションでは、リモートで車内の音を聞く機能ももっているようです。ちなみに盗難時の追跡機能以外に、このオプションを装着すると携帯電話からパンテーラ本体にアクセスすることが可能になりますので、出先でリモコン電池が切れた場合などの補助手段としても便利かもしれません。なにより、通常2km(カタログ値)しか飛ばないアンサーバックですが、アンサーバックが携帯メールで届くため、メールを受信できるエリアにいさえすれば地球の裏側にいても愛車の状態が確認できるようです。^^

      すごく基本的なことですが、当然のことながら本物のキーがあれば、何の問題もなく盗まれてしまいますので、人気の無い駐車場でいきなり襲われたり、前述した、わざとセキュリティを発報させて持ち主を車までひきつける...ことにより、力ずくでキーを奪う例もあるようですので、お気をつけ下さい。

      また、最近では、自動車メーカのつなぎを着た集団が、白昼人目も気にせずに、まるで車を引き取りにきたような雰囲気で車持っていっちゃうような事件もおきているそうなので、やはり傾斜センサーなども対策になるかなとは思います。もっとも、このような集団の場合、警報鳴っても近所の人は修理屋さんが来ているぐらいにしか感じてもらえなければ、やはり持っていかれてしまいますね。ん〜恐ろしい。

      あとは非常にレアケースなのでしょうが、セキュリティリモコンの電波を盗んで解読し、複製されるということもあるようです。これは具体的に言うと、車の正当な持ち主が正当なキーを使ってセキュリティ解除する信号電波を発信したときに、付近で賊がその電波を傍受するために待ち構えていて、盗んだ解除キーをそっくりコピーして、まるで正当なキーで操作されたかのように偽装する手段です。これの対策としては、セキュリティ信号を常に同一のコードで行わず、ワンタイムパスワード的に毎回変えて送る仕組みにするなどが考えられています。またそのコードの種類も膨大にしておけば更にリスクを下げることができるため、セキュリティ製品の使用する電波のコードパターンは、数百億通りとか、数兆通りとかに機能アップされているのです。まぁこれは心配しすぎのような気がしますが。まるでスパイ映画のようですね。^^

      最後に、これは全てのパターンに当てはまりますが、セキュリティも電気がなければ機能しません。そう言う意味でも電源であるバッテリーを遮断されてしまうとせっかくのセキュリティは無意味となってしまいます。バッテリーは一般的にはボンネット内に存在しますので、ボンネットを不正手段で開けてバッテリーを外してから作業を行う...と言うのも手口としては多いそうです。ボンネット自体はなんの対策も施していないと、簡単に外部から外すことが可能なようですので(方法は知りませんが^^)、不正にボンネットを開けられた際に反応するセンサも重要です。そう言ったセンサはボンネットのロック部分が外されることを検知する仕組みが一般的なので、これを回避するために、バッテリーが搭載されている位置付近のボンネットの隙間に、小型のエアージャッキのようなものをかませて、無理やりボンネットをこじ開ける手口も存在するようです。どのような手段にせよ、セキュリティを回避してボンネットを開けられてしまったことを考えると、バックアップバッテリーやバックアップサイレンをつけるのが有効です。こいつは通常の電源供給源が絶たれることを検知して警報を鳴り響かせるものです。バックアップバッテリーがなくなるまで絶対に警報は鳴り止まないそうなので、実際に発報した時には、賊を撃退することは期待できますが、かな〜り近所迷惑にはなってしまうものと思われます。それでも車持って行かれるようりは良いと思いますが...^^ ちなみに純正セキュリティの場合、警報は純正ホーンを鳴らすのが一般的ですが、ホーン配線を切断されてしまうとせっかく検知しても警報は鳴りません。ホーンの配線を簡単に切られないよう、あまり開口部の広いグリルなどに換えるのは危険かもしれません。ホーンは昔の車は一箇所に集中して配置されていましたが、このあたりのことを考慮した結果かどうかは分かりませんが、最近の車はあえて離れたところ、簡単に見えないところにホーンを配置することも珍しくないようです。おかげでうちのOdyssEyは、ホーン交換してはいるのですが、発見できなかった純正ホーンも一緒に鳴っています。(自爆)

      少し長文になりましたが、この脅威に対しては、基本的に純正イモビの性能も向上していますし、後付のセキュリティの機能は更に上を行っていますので、よいインストーラにめぐり合うことができれば、かなり安心な対策を施すことが期待できます。

    • 車外パーツを持っていかれる

      一番多いのはアルミ盗難だと思います。ブロックに積まれタイヤをなくした無残な車を私は自分と同じ駐車場で見たことがあります。特に高価なアフターパーツはそれなりの価格で売れるので、盗難が減らないのだと思います。また、車だと車台番号やナンバープレートなど、固有の識別信号がついていますが、さすがにパーツではそうもいきません。外してさえしまえば足もつきにくいのも悩ましいものです。最近は、ネットオークションなどを監視して、自分の盗まれたパーツが出展されているのを発見し通報して犯人が捕まった...という話もきいたことがありますが、よほど運がよくないとこれは難しいでしょう。対策としてはショックセンサや傾斜センサによりパーツを外す振動を検知したり、ジャッキアップされた際の傾斜を検知して警報を鳴らす...というのが一般的だと思います。また、更に予防的に考えると、フィールドセンサを装着して車に近づくことすら許さなくしてしまう方法もあるかと思います。

    • 車内に侵入されナビ等を盗難に遭

      これは車内への侵入が前提です。特にカーナビ盗難の場合には、とにかく本体を外して持ち出すことが目的ですので、インパネ等、無理やり引きちぎられることが多いそうです。カーナビを盗まれるだけでも許せませんが、車に残された傷跡が更に被害者にダメージをもたらすようです。車内に侵入させないことがまずは第一ですが、振動もなしに窓をすっぽり切り取られたり、ドアセンサに引っかからずにドアを開けられてしまったことを考えると、赤外線、フィールドセンサなどが有効と思われます。人の体温や車内での物体の移動を検知しての警報になります。ちなみに、車内に侵入した賊を撃退すると言う意味で、車内にサイレンがけたたましく鳴り響く...という製品やオプションも存在するようです。確かに車内で耳をふさぐ必要があるような大音量で警報がなったら、とても作業ができないでしょうから、効果的な感じがしますね。^^

    • いたずらされる

      車体に傷をつけられたり、盗む目的でなくエアロパーツを壊したり、タイヤパンクさせたり...とこちらも非常に腹の立つ被害です。基本的に車内に侵入することを目的とせず、車にダメージを負わすことが目的であるため、とにかく近づけないことが重要になります。やはり、フィールドセンサにより接近警告をあたえるのが最も効果的ではないかと思います。もちろん、スキャナでセキュリティ装着を主張したり、傷つけられた後になってはしまいますが、音感センサなどで特殊な周波数の音を拾って警告/警報を鳴らす...というのがよさそうです。これって盗難ではないので一番後回しになりそうな脅威ですが、実際やられると...かなりヘコみますので、私は結構重視しました。^^

  • おまけ...

    セキュリティ...と言うキーワードで前に以下のような記事を見たことがあります。何れも現時点ではあまり現実的に危険を感じることはないと思いますが、参考までに。^^

    • カーナビ衛星ののっとり

      海外の記事だったと思いますが、既にカーナビが使っている衛星をのっとって、偽の位置情報をナビに伝える...という実証実験が成功したそうです。正確な位置情報が分からなくなる程度の被害かもしれませんが、悪の天才科学者が応用するときっととんでもないことになったりするんでしょうね〜。 ララーシュタイン博士とか。。あっくっのっ...天才が時に野心をいだぁきぃ〜せっかっいっ征服を〜夢見たときに〜きっみっはっどうする君はどうするか君は〜蹂躙され〜て〜黙っているのか〜今だ出撃〜マッハバロォ〜ォ〜ォ〜ン(爆)

    • Bluetooth機能搭載ナビへのDOS攻撃

      これは、携帯電話をケーブルで接続しなくても、Bluetooth搭載携帯であれば、無線でナビと接続できますよー。という機能を持ったナビの話です。最近は家庭でも無線LANが増えてきて、無線であるが故のセキュリティホールなど色々と情報が流れていますが、Bluetoothも電波である以上同様で、脆弱性があれば、攻撃対象になってしまう「可能性がある」ようです。とりあえずナビの機能をダウンさせる...程度の影響であれば、それほど大きな問題にはならないのでしょうが、今後ナビの機能が更なる発展をとげ、例えば自動操縦とか、そこまでいかなくても車の走行に何か影響を与えるような役割を持ったりすると、これも驚異的な攻撃手段になるのでしょうね〜。今のところはあまり現実的は話ではないようですが...。でも、確かレクサスあたりが脆弱性情報に対し、メーカとして正式に本件のコメントを発表していたと記憶しています。

にしても...恐ろしい時代になったものです...。これこそまさにスパイ映画ですよね。^^